「Beyond SDGsイノベーション学会(Academy of innovation for Beyond SDGs:AIBS)」は、2030年を目標年とするSDGsの達成に貢献することを目指すとともに、2030年よりも2045年、2050年、さらにその先の未来におけるポストSDGs、カーボンニュートラル、サーキュラー・エコノミーの実現に貢献することを目指す学会です。
研究者と実務者間の連携、異なる研究領域の研究者間の連携を促進することで、新たな知の創造と社会変革の実践の実現を目指します。
また、若者を含め、若手・中堅の方々を中核とした運営体制により、オンラインでの運営を基本とするとともに、SDGsからポストSDGsへの変化のように国際目標のアップデートに合わせて、運営体制や名称を変更していくことで、世代交代をはじめとする組織自体の新陳代謝機能が維持できる仕組みの構築を、設立時から行っています。
本学会では特に既存の社会において分断、もしくは関係の歪みが生じる傾向にある以下の点に注目し、これを解消することで、新たな知の創造と社会変革の実践を実現します。
また、一世代先、二世代先の方々が理想とする社会を実現するために、若者の参画を強く奨励し、若者の活動の支援や世代や立場を超えた交流の場づくりを実践していきます。
具体的には、本学会では以下の課題の解消を皆様と目指していきます。
課題1:研究領域ごとの縦割り構造
主に、「教育・働き方」、「ビジネス」、「地域/空間の計画/マネジメント」、「テクノロジー」といった研究の重点領域を設定するとともに、領域横断の研究を推奨します。それにより、これまでトレードオフが発生することで最適解が見いだせなかった地球規模課題を解決します。
課題2:研究者と実務者の分断
実務経験のある研究者、学術領域に関心が高い実務者、研究者・実務者間での連携に関心が高い方々を積極的に招き入れます。研究者と実務者がデータを共有することで、研究者はより実社会を反映した研究の推進、実務者は自分たちの活動の意義や有効性に対して科学的根拠を得ることで、社会変革の推進を加速させます。
課題3:学びと遊びの分断
遊びの要素を組み入れることで、学びの質は高まります。研究という学びにおいて、人々が積極的に取り組みたいと思う遊びの要素を組み込むことを推奨します。それにより、誰もが生涯を通じて学び続けたいと思える社会の実現をします。
課題4:社会における年功序列
過去の成功体験が重視され変化が起きにくい現状を打破するため、日本において伝承されてきた不易流行という考え方に基づきながら、若者の参画・価値観・発言を尊重できる研究者/実務者で学会を構成します。それにより、年齢を超えた活発な交流と支え合いが身近に存在する社会の実現をします。